2024/03/18

三国志【46】~【49】/ 横山光輝



今際の際で、劉備から後を任された孔明は、まずは南蛮を平定しておこうと自ら出立する。

武力で降伏させるのではなく、心から降伏させたいと考えた孔明は、交渉に微妙な匙加減が必要と判断して他人に任せず自分で行くことにしたのだ。

南蛮の地は、土地も人もかなりユニークで、気候は厳しく、毒のある湖や、毒蛇がウヨウヨいる森があったり、矢も刀も弾く鎧を装備していたり、猛獣を使って戦う輩もいる!

そして一番個性の強いのが、孟獲(もうかく)!

だってこの人、孔明に捕えられること6回!

そして、6回とも「降伏しない!」と駄々をこねて、6回釈放されているんだよ。

孔明は「いつでも相手になるからかかって来なさい」って言って。

心から降伏させたいという孔明、案外気が長いのねえなんて思ったけど、最後は孔明の思い通り、孟獲は孔明ファンになっちゃったから、さすがだわ〜。

会ってみたいわねえ、孔明に。


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Maira Gall