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2024/09/25

俺たちの箱根駅伝/池井戸潤

 


駅伝の本選出場権をかけた選考会で惜しくも敗退した大学の主将・青葉が、学生連合チームに選ばれ本選に出場することになった。

予選会では自分の不調のせいでチームとしての出場権を取れなかったことや、今までの連合チームでは考えられない目標を掲げ、選手から信頼を得られない新監督・甲斐との関係、バラバラでひとつになれないチームに思い悩む青葉。

しかし合宿を通して徐々に甲斐と選手たちの思いがひとつになっていく。

この物語は、選手側からの視点と、もうひとつ、駅伝を放送するテレビ局側からの視点で進んでいく。

学生連合チームの成績は総合順位も個人の記録も「参考記録」にしかならないせいか、これまで良いとは言えない結果しかでていなかった。

なので甲斐監督が目標「総合順位3位以内」を発表しても、テレビ局も含め報道陣は見向きもしなかった。

そして本番、学生連合の怒涛の走りが始まり、大慌ての生放送となる。


さすが池井戸潤、最初から最後までわくわくどきどき聞かせてくれる。(Amazon Audibleだったので・笑)
絶対、ハズさないね、この人は。
安定感抜群で面白かった。


2024/06/01

下町(ダウン・タウン)/ 林芙美子



健康のために、ついに、運動を始めた。

天候に左右されると続けられない気がしたので、何年か前に購入して今は埃をかぶっている踏み台昇降の台をひっぱりだしてみた。
そしてBGMの代わりに、らじる★らじるでNHKラジオの「朗読」を聴くことにした。

主人公は、戦後、夫の帰りを待ちながら、まだ幼い息子を連れてお茶の行商をする『りよ』。
不安な毎日をやっとの思いで暮らしていたが、ある日、行商先で親切な男『鶴石』に出会い、ポッと小さな明かりが灯ったような気持ちになる。
息子もなつき、ふたりは次第に惹かれ合う。
だが、りよには夫がいる。
いつ帰るのかわからない夫がいる。
りよの心は揺れ動く。

そうこうしているうちに、鶴石が事故死してしまう。
突然の出来事に、呆然とするりよ。
不安な日々に逆戻りではあったが、そうも言ってはいられない。
また、行商に出る。
「静岡のお茶はいりませんか?」


戦後の混乱の中、女性が幼い子を連れて生きていくことは相当大変だっただろう。
その中での鶴石との出会いは、どれだけ心休まる出来事だったかと思うと、彼のあっけない死は、りよの心の支えをポキッと折ってしまうのではないかとハラハラした。
しかし、ぬくぬくした時代を生きる私の心配は無用だった。
儚そうなりよの中に、母の、そして、その時代の女性たちのたくましさを感じた。



2024/01/11

人間椅子/江戸川乱歩

 NHKラジオ『朗読』のアーカイブで聴いた。

「人間椅子」はYouTubeでおすすめ本として紹介されているのを見て、いつか読んでみようと思っていた。

すると偶然、NHKラジオアプリ『らじる★らじる』で、番組『朗読』の中にこれを見つけたのだった。

江戸川乱歩の作品は初読み(聴き)。

いやあ、面白かった!

なんだかネチネチとした人間椅子の描写が気味悪すぎて、怖い!

最後は嫌あああああぁぁ!!!!

と、主人公ではないが叫びたかった。笑

そのうち、本も読んでみよう。

しかしその世界観を自分の脳内で作り上げられるのか?

プロの『朗読』だから、恐怖増し増しだったかもしれないし。

ま、とにかく読んでみよう。

ちなみに私の聴いた朗読はこの方々↓

井上二郎アナウンサーと久保田祐佳アナウンサー


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Maira Gall