ソラシド/吉田篤弘(〜P51)

 小説と思い込んでいたのだが、エッセイだったんだね?

昭和の匂いのするエッセイだ。

吉田篤弘氏は私と同い年なので、昭和の匂いも懐かしい気分に浸れて良き。

でも、普段の彼の小説の雰囲気からはとても離れた感じなので、昭和世代でないとちょっと違和感があるかもなあ。

吉田ワールド全開のおしゃれだけどしみじみする小説だけ書いていて欲しかった感は、正直ある。

まあ、昭和のおばさんの私にとっては、違った一面が見られて良かったと言えば良かったのかも。


© いろはに・ぶっく
Maira Gall