夜市は様々なものが売られている異世界の市場。
買い物をしないと元の世界に帰れない。
大学生のいずみは、高校時代の同級生裕司に誘われて、よくわからないまま夜市に出かける。
そして、裕司が子供の時に、弟を人攫いの店に買い物代金の代わりに渡して、自分だけ異世界から戻ったことを知る。
その日、裕司は弟を連れ戻しに来たのだった。
兄弟は再会するのだが…。
なんとも不思議な物語であっという間に引き込まれた。
久しぶりに、もっと読みたいと思わせてくれる作家に出会った気がする。
この本には、もう一つ物語が収録されている。
楽しみ。